複合機トラブル対応の手引き
症状によってはお客様でも修理できる場合があります。
室温の変化が激しい冬、紙のしめりやすい梅雨の時期によく起きるのが紙詰り。。。
非常に多く発生する紙詰まりですが、詰まっている箇所が特定できれば比較的かんたんに対処しやすくなっております。
かんたんな対処方法を以下にて紹介いたしますので、万が一のトラブル発生時にご参考までにご覧ください。
※あくまで対処は自己責任となります。 基本は弊社メンテナンスサービスをご利用いただくことをおすすめいたします。
紙詰まりを自分で修理するのはあくまで「自己責任」
紙詰まりは比較的お客様自身で対処しやすいトラブルの一つです。
そのため、以下に記載の方法で解決できることが多いですが、あくまでお客様ご自身で対処するということは自己責任となります。
難しい・・・と感じたら迷わず当社メンテナンスサービスにご連絡いただきサービスマンに対処してもらうことをお勧めいたします。
また、パーツによっては高温になりやすく、やけどをする恐れもあるため、くれぐれも取扱いにはご注意いただきますようお願い致します。
紙詰まりの修理方法は「あせらず、丁寧」を意識する!
焦って強く引っ張ってしまったら紙が破けて取り出しにくくなったり、場合によっては故障の原因ともなります。
まずは焦らず丁寧に用紙を救出してあげることが大切です。
そーっと、、、そーっとやさしく紙を救出してあげましょう。
まずは詰まった紙を探そう
- ADF付近
連続読み取りしたときはまずはここをチェック! - 給紙カセットの中
1.がだめならここをチェック 強引に開けようとすると破損の原因となります。 - 側面のカバー
用紙送り途中で詰まった場合はここにあることも。。。
ここの箇所は高熱になっている部品もあるので要注意です。またトナーインクが紙に載りきっていない場合はインクで手が汚れることもあります。
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ADFで紙詰まりした場合の対処方法
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ADFを開けて確認
ADFは思い切って開いてみよう。わりと分かりやすく詰まっていることが多いです。
激しくローラーに絡まることもあまりないので、難易度は☆ -
ADFで紙詰まりした用紙の取り方
クシャっとなった用紙をローラーに対して水平に引きましょう。力まずそーっと、すーっと抜くことがコツです。
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給紙カセットで紙詰まりした場合の対処方法
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給紙カセットと側面カバーを開いて中を確認
給紙カセットで紙が詰まる場合は給紙側で詰まっている可能性が高いです。
まずは印刷しようとしたサイズの用紙が入っているカセットを開いて確認してみましょう。
ここで見つからなかった場合、給紙カセットの先で詰まってる可能性があるため、側面のカバーを開いてみましょう。
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給紙カセットにて紙が詰まった場合の取り除き方
用紙を引っ張れば取れますが、内部のローラーなどに絡まってる場合や用紙がクシャクシャになっている場合は無理に引っ張ると破れやすいです。
手前に引くのではなくローラーに対して水平方向に丁寧に引っ張りましょう。
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側面カバーで場合の対処方法 ※やけど注意
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コピー機の側面を開く
側面カバーはメーカーにより左右異なるが、大体手差しがある側にレバーがあるので、そのレバーを引けばワンタッチで開けられる。
非常に高温になっているパーツがあるのでやけどにくれぐれも注意しよう。
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側面カバーで紙詰まりした用紙の取り方
側面カバーを開けると詰まった用紙がパッと見つかる場合と、ローラーに絡まってクシャクシャになり、ほんの先っぽだけが見える時があるが、どちらの場合でも細心の注意を払ってゆっくりローラーに対して水平方向に引っ張ろう。
このとき、一回で引き抜こうとせず、何回か掴み直すように引っ張るのがコツです。
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紙詰まりが自分で直せないケース
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紙詰まりで紙を破いてしまった場合
紙詰まりを取り除く過程で紙が破れてしまったり、いくら引張っても抜けない場合はお客様ご自身で修理せずメンテナンスサービスにご連絡ください。
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紙が詰まってないのにエラーが消えない場合
破れた欠片だったり、もう一枚詰まってることもあるので、もう一度、詰まっていたところをよく見てください。それでも見つからない場合はメンテナンスサービスにご連絡ください。
紙詰まりの再発防止のために
特に梅雨の時期などは湿気が原因で頻発するので、給紙カセット内の隙間に乾燥剤などを入れておくと良いです。
もし、頻発するようであれば部品の磨耗や汚れが原因の可能性もあるのでメンテナンスを依頼してください。